史跡
奥阿武宰判勘場跡

所在地/むつみ村大字吉部上1024番地の2
所有者/むつみ村

奥阿武宰判勘場跡 
 むつみ村吉部市にあり、貞享4年(1687年)から明治の初めまで約200年の間、奥阿武宰判の代官所のあった所。政治、経済、文化の中心地であり、建物の広さは429u、敷地の広さは1,690uと記載されている。敷地の石組みが、そのまま残っているのは県下でも珍しい。

 長州藩では、慶安3年(1650年)に藩内を18宰判に分け所務代官を置いた。奥阿武宰判は、田万・江崎・小川・須佐・弥富・鈴野川・惣郷・宇田・木与・福田・宇生賀・徳佐・嘉年・地福・生雲・蔵目喜・片俣・高佐・吉部の19ヶ村で構成されていた。