はじめに

 日本の地質年代では若い時期である新生代第4紀の時代(約2百万年前)の火山活動によって噴出したとされる伏馬山が村の中心に位置し、象徴的な存在として私たちの意識の中に君臨しています。そして、中世の戦乱の名残りをとどめる大将山などの山々に囲まれた美しい自然を背景に、我がむつみ村にも数々の文化的遺産が現存しています。


伏馬山より雲海を望む

 私たちの先人が印した大切な遺産を知り、愛着を深め、できるだけ文化財に触れる機会をもち、大切に保存し、後世に引き継ぐことが、今を生きる私たちの責任だと思います。

 このページはは、山口県立図書館の樹下明紀氏、山口県城廓研究協議会(代表・縄田弘志氏)や村文化財保護審議会委員の方々のご協力をいただき、現時点で判明しているものについて、できるだけ掲載し、説明文も各種の文献等を参考にして記載したものですが、不十分なところはお許しいただきたいと思います。

 みんなでふるさとの文化財の心を理解し、活用されるために、このサイトが役立てば幸いです。